いつもの習慣
今週も週頭からのノイリープラット@藤沢。コロナの影響でお客さん少ないとか、でも毎年よりは来ているのでは?とか、そんな話をしながら、いつものモヒート⇒ローワンズクリークの流れ。いつもローワンズは3杯程度いただくのですが、何組かお客さんがいらっしゃり、忙しくないまでも、色々と作っている茅野さんの作るお酒を眺めていると、もしやと思いじっとボトルを見てみました。
シュタインヘーガー
最近見た気がするので、よく見てみると自分のブログで見た気が。シュリヒテ(Schlichte)のシュタインへーガー(Steinhager)でした。もしかしたら今までも見かけていたかもしれませんが、飲んだ事はないし知識としても知らなかったお酒。最近は単なる銘柄だけではなく、そのお酒の成り立ちなどを調べている為、興味の対象が広がっているのは事実。そんな中、しかも最近知ったジンの一種を見かけて、興味津々。いきなりカクテルだとシュタインヘーガーの本来の味がわからない為、まずはハーフストレートでいただきました。

これジン?と思うくらい、今までのジンのイメージとは異なる口当たり。以前ジュニパーベリーを乾燥させたものをいただいた時に、口に広がるほんのり甘い風味。その風味が感じられ、ドライジンのようなボタニカルの(人によってはきつい)風味がなく、丸い印象。その分、アルコール感が立っているようなそんなお酒でした。ジュニパーベリーを使っているジンではあるものの、生のジュニパーベリーを発酵させて使っているシュタインヘーガー。ジンというよりウォッカに近い印象を受けました。
ソルティドッグ
そんなシュタインヘーガーでしたが、どんなカクテルに合うのか、これまた興味深々。色々と妄想を膨らませながら、シュタインヘーガーを使ったカクテルをオーダーしました。「ロングでもいいですか?」と聞かれたので、もちろんイエス。自分には合うカクテルが想像できないので、もちろんお任せしました。
そして作っていただいたのが、「ソルティドッグ」。確かウォッカを使うものではなかったか?でもそんな事は気にしません。茅野さんチョイスなので合うはず。久しぶりというか、バーでは初めてソルティドッグを飲むはず。もちろんグラスの縁には塩がついているので、それと一緒にいただきました。

ノイリーのカクテル、しかもジンを使ったものなので、しっかりしたカクテルをイメージして飲みましたが、お酒感は強くなく、グレープフルーツの独特の苦みもない。きっと、シュタインヘーガーのジュニパー感とうまく合わさって、とてもバランスのいいカクテルになっていました。これならロングを薦める理由も納得です。
そして忘れてはいけない「塩」。この塩がいい仕事をしていました。お酒に塩というと、テキーラ一緒に一つまみというようなイメージでしたが、このソルティドッグと合わせると、旨味を感じるような、そんなアクセントに。そこそこ飲んでいたこともあるかもしれませんが、合わせだしのようなそんな印象を受けました。
起源
この「ソルティドッグ」ですが、遡ること1940年代、イギリスで誕生したそうです。「ソルティドッグ」ですが、イギリス海軍の「甲板員」をあらわすスラングだそうです。しょっぱい犬。潮風に吹きさらされる甲板員たちをあらわすようです。
この「ソルティドッグ」ですが、イギリス生まれという事もあってか、元々はジンを使ったカクテルとの事。なるほど、シュタインヘーガーで作ったソルティドッグに違和感はありましたが、本来であればジンで作るカクテル。納得です。
そのジンに、グレープフルーツジュースと塩を一つまみを加え、シェークして作り、カクテルグラスに注いでいたため、イギリスではフォーマルなカクテルだったそうです。それがアメリカに伝わり、今のようなビルドでの作り方が広まったそうです。
スノースタイル
ソルティドッグですが、多くはグラスの縁に塩を付けたものが多いですが、これを「スノースタイル」といいます。この「スノースタイル」ですが、どうやら日本でしか通じない和製英語との事です。英語圏では、” rimmed with salt “(塩で縁取りした)とか、” salt rimmed glass”(塩で縁取りされたグラス)とか、” frosted glass with salt”(塩で霜のようになったグラス)という表現を使わないと通じないそうです。