20周年のノイリープラット
8/4はノイリーの20周年。今年はコロナ影響でパーティーはしないとの事ですが、レアなウイスキーを特別に出すとの事。とはいえ、いつもの流れで伺うタイミングですので、いつも通り伺いました。
本日は、特別にウエルカムドリンクのシードルとアミューズがサービスという事でいただいたのちに、特別価格で出しているという2本のうち片方をいただきました。
フェイマスグラウス

こちらのフェイマスグラウスですが、2000年に発売された21年物との事。ノイリープラットは2000年から営業との事なので、生まれ年のボトルですね。
このフェイマスグラウス、2000年のオープンチャンピオンシップ(ゴルフ)の記念として発売されたとの事で、横帯状のラベル上部にトロフィーのラベルが貼り付けられています。
さらにこのボトルですが、その特徴的な形もさることながら、とにかく重い。小松君が重そうにしていたので、少し持たせてもらいましたが、とっても重い。ボトルの中身よりおそらく重いのですが、おそらく原因はキャップにありそう。スクリュー式のキャップなのですが、これが文鎮のような重さ。とっても注ぎづらそうにしていたのが印象的です。
いざ試飲してみると、モルトっぽくない。チョコレートというかカカオというか、飲み始めはそんな印象。その後、焦げっぽい余韻と香りが残る印象。21年にしてはしっかりした味と感じました。
このフェイマスグラウスですが、どうやらブレンデッドだったようです。ラベルをよく読むと、シングルモルト主流のシェリー樽と、バーボン樽それぞれで寝かせたものをブレンドしているような事が書かれていました。
由来
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よく見るフェイマスグラウスは、縦長のよく見るボトルの形をしているものですね。このフェイマスグラウスは、スコットランドのハイランド地方で生産されているそうです。スコットランドでは、一番飲まれているようです。
この「フェイマスグラウス」ですが、元々は「ザ・グラウス」という名称で販売していたそうです。しかし、ハイランド地方に来る観光客が、「有名な雷鳥のウイスキーを頼むよ」といった感じで、ラベルに描かれている雷鳥を指して注文する事が多かったとか。その「有名な」という単語から発想し、今の「フェイマスグラウス」という名称になったとの事です。
ちなみにこの「雷鳥」、スコットランドの国鳥に指定されているとの事です。日本でも生息していますが、2000年代で推定2,000羽弱との事で、 特別天然記念物に指定されています。